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人工甘味料とは?
皆さんこんにちは!
カロリートレードジャパン名古屋緑区店です。
今回は人工甘味料について解説していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
人工甘味料とは?
人工甘味料とは、その名の通り、化学合成によって作られた甘味料(添加物)です。
砂糖の数百倍の甘さがあり、少量で味付けができるため、カロリーを抑えた砂糖の代替品として、清涼飲料水やガムなどさまざまな食品に使われています。
人工甘味料の種類
人工甘味料は、糖アルコールと合成甘味料の2つに分けられます。ここでは、本来自然界にはない糖質、合成甘味料をご紹介したいと思います。
現在日本で使用されている合成甘味料は、アセスルファムK、アスパルテーム、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アドバンテームの6種類です。
そのうち、よく使用される4つの合成甘味料を紹介したいと思います。
アセスルファムK
アセスルファムKは、塩素安定剤とスルファミン酸、三酸化硫黄から合成される人工甘味料です。
甘味度は砂糖の約200倍あり、ほんのりとした苦味が特徴。ほかの人工甘味料と併用すると砂糖に近い甘みを引き出せるため、組み合わせて使われることが多いです。飲料、ガム、キャンディ、漬物、ジャムなどの食品に含まれております。
アスパルテーム
アスパルテームは、アミノ酸とフェニルアラニンを結合して作られる人工甘味料です。苦味が少なくスッキリとした甘さが特徴です。飲料、ガム、キャンディなどに多く使用されております。
スクラロース
スクラロースは、砂糖を原料に一部が塩素に置き換えられた人工甘味料です。甘味度は砂糖の約600倍にもなり、砂糖に近いまろやかな甘さが特徴です。スポーツドリンク、コーヒー飲料、菓子パン、アイスなどに多く使用されております。
サッカリン
砂糖の約500倍の甘味度があるサッカリン。人工甘味料のなかでも歴史が長く、日本では1901年から使用されています。
サッカリンは1980年代に発がん性の疑いがもたれ、日本でも一時使用が禁止された過去があります。しかし、1990年代後半に行われた再評価では発がん性が否定され、使用禁止が撤回されています。飲料、魚介加工品、醤油、缶詰などに多く使用されております。
人工甘味料のメリット
摂取カロリーを抑えられる
人工甘味料は、砂糖の何百倍もの甘味度があるため、少量でも甘い味付けが可能です。使用量が少量でよいため、砂糖に比べて摂取カロリーを大幅に抑えられるメリットがあります。
虫歯の原因になりにくい
虫歯のリスクを抑えられることも人工甘味料のメリットのひとつです。
虫歯予防といえば、キシリトール入りのガムを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。キシリトールは、糖アルコールに分類される人工甘味料です。キシリトールをはじめ人工甘味料は虫歯菌の栄養にならないため、虫歯の原因になりにくいことがわかってます。
食後の血糖値の上昇を抑えられる
人工甘味料にはブドウ糖が含まれていないため、摂取しても血糖値やインスリン値が上昇しません。そのため、人工甘味料は肥満や糖尿病の予防に有用と考えられております。
人工甘味料のデメリット
人工甘味料には「摂取カロリーを抑えられる」「虫歯の原因になりにくい」などのメリットがある一方、気をつけておきたいデメリットもあります。
食欲増加につながりやすい
食後に血糖値が上がらないのは人工甘味料のメリットでもありますが、一方で、食べたときの満足感が得られにくい点はデメリットです。満足感が十分に得られないことでもっと食べたいと食欲の増加につながりやすくなります。
また、人工甘味料のダイエット効果を過信して食べすぎてしまうといった心理的な要因も、食欲の増加に少なからず影響しているでしょう。
味覚が鈍化する可能性がある
常用して人工甘味料の強い甘さに慣れてしまうと、甘みを感じにくくなってしまう可能性があります。もっと甘いものがほしいとより強い甘みを多く摂取することにつながるため、常用するのはなるべく避けるようにしましょう。
糖尿病などの発症リスクを高める可能性がある
人工甘味料は糖尿病の予防に有用との見解がある一方で糖尿病の発症リスクを高めるとの報告もあります。
世界保健機関(WHO)が2023年5月に発表したガイドラインでは、人工甘味料を含む食品の長期的な摂取によって、糖尿病や心血管疾患の発症リスクが高まると発表されています。
ただしこのWHOの調査は、日本では使われていない人工甘味料も含めた調査結果です。日本と海外では食事やライフスタイルが異なるため、WHOの調査結果がそのまま日本人にも当てはまるとは限りませんが、情報のひとつとして頭に入れておくと良いかもしれません。
最後に
今回は人工甘味料について解説させていただきました。
人工甘味料は化学合成によって作られた食品添加物のひとつです。砂糖の何百倍もの甘さがあることから、低カロリー飲料をはじめさまざまな食品に用いられています。
日本で使用されている人工甘味料は、国によって安全性が認められ、使用基準や使用量がしっかり定められています。そのため、普段の生活で極端に避ける必要はありません。
人工甘味料のメリット・デメリットを正しく把握したうえで、カロリーが気になるときは人工甘味料を選ぶなど、部分的に取り入れるとよいでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!