一時期話題になったHMBって結局ボディメイクに効果的なのか  ！？ 

日頃からダイエットやボディメイクに精を出しているという方の中には、「HMB」という言葉を耳にしたことがあるという方もいると思います。

HMBはサプリメントの一種で、ボディメイクに効果があるというものですが、本当に効果があるのか気になって中々手を出せずにいるという方も少なくないのではないでしょうか？

そこで今回は、HMBはボディメイクに効果があるのか？という点についてご紹介していきたいと思います。

HMBとは何か？

まずは、HMBとは何か？という点について解説していきたいと思います。

HMBというのは正式名称「β-Hydroxy-β-MethylButyrate(ベータ・ヒドロキシ・ベータ・メチル酪酸)」のことで、必須アミノ酸の1つであるロイシンが体内で代謝されることで出来る物質のことです。

ロイシンは必須アミノ酸の中でも、筋肥大を図る上で最も重要なアミノ酸となっています。そのロイシンが代謝されることで出来るHMBは

・筋肉の合成促進

・分解抑制の効果

・筋損傷の回復

・加齢による筋肉減少の予防

・脂肪量の減少

などががあります。

ただし、摂取されたロイシンから変換されるHMBはわずか5%となっています。例えば、20gのロイシンを摂取した場合、わずか1gのHMBしか生成されません。

HMBは本当に効果はあるのか？

次は、HMBは本当に効果があるのか？という点について解説していきます。

結論からお伝えしますと、HMBはボディメイクに効果があると言えます。先に伝えた筋肥大効果は筋肉量のアップにより肉体美を作り上げることが出来る他、筋肉量アップに伴う基礎代謝の増加で痩せやすい体を作ることができ、体型の維持にもつながります。

たあし、HMBは摂取したからと言ってすぐに効果が発揮されるわけではありません。国際スポーツ栄養学会（ISSN）は2018年8月に、HMBは12週間以上の長期利用によって効果が発揮されるという旨の研究結果を発表しました。

これは逆に言うと、12週間未満の短期間での利用では十分な効果を得ることが出来ないということにつながります。

これからHMBの利用を考えているという方は、この点を念頭に入れた上でのトレーニングを意識していきましょう。

HMBにデメリットはあるのか？

次に、HMBにデメリットはあるのか？という点についてです。

結論から言うと、HMBには世界アンチ・ドーピング機関（WADA）の発表では、HMBは一切問題のない成分に認定されています。そのため、安心して摂取することが可能です。

ただし、過去にアメリカではHMBのサプリにアナボリックステロイド（筋肉増強効果のある薬剤）の成分が混入しており、それを知らずに摂取してしまった結果副作用を受けたという事例があります。

HMB自体にはデメリットはありませんが、製品によっては思わぬ成分が含まれており、副作用の被害を受ける可能性もあります。どの点は重々注意しましょう。

HMBは1日にどれくらい摂取するべき？

次は、HMBの1日の摂取量について解説していきます。

HMGの適切な摂取量は、1日に3gとなっています。

ただし、一度に3g摂取するのではなく何回かに分けて摂取し、合計3gになるように調整する必要があるという点には注意が必要です。

一度に3gのHMBを摂取しても、我々人間の胃腸の消化・吸収能力では全ての成分を吸収しきることが出来ません。そのため、吸収出来なかった分は無駄になってしまいます。

そうなるとHMBの効果も正しく発揮されず、ボディメイクの助けにはならなくなってしまう可能性があります。必ず小分けにして摂取するようにしましょう。

最後に

以上、”一時期話題になったHMBって結局ボディメイクに効果的なのか”でした！

HMBはボディメイクをする上で嬉しい効果がたくさん詰まったサプリメントです。気になっていたけどまだ使用したことがないという方は、ぜひ試してみてください。

ただし、1日に合計で3g摂取すること、12週間以上続けないと効果がないことなどは念頭に入れておきましょう。

最後まで見ていただきありがとうございました！

Let’s Enjoy Healthy Life!!

– この記事を書いた人 –

カロリートレードジャパン緑区店
パーソナルトレーナー

西山　将太
にしやましょうた