ケトのMCTオイルで下痢になるときの対策を解説

ダイエットはモチベーションが保てないと失敗してしまいます。せっかく始めたダイエットも腹痛になってしまえば続けるのも難しくなります。

MCTオイルに含まれている中鎖脂肪酸はダイエット効果が期待できる成分ですが、その一方で、腹痛や下痢を引き起こしてしまうこともあります。

主にケトジェニックダイエットにおいて効果を発揮するこの食品ですが、「下痢なるから」という理由だけで敬遠をするのは勿体ないです。適切な使い方を学んでガッツリMCTオイルを活用しましょう。

という訳で今回は、下痢にならない正しいMCTオイルの飲み方を紹介します。

MCTオイルで下痢や腹痛が起こる理由とは？

MCTオイルは中鎖脂肪酸100％で生成されているためので、消化吸収が早く体内に蓄積されにくいことから、太りにくいという効果が期待できるオイルです。

しかしその一方で、下痢や腹痛を引き起こしてしまうこともあります。

中鎖脂肪酸は、サラダ油や動物性油脂などの一般的な食用油（長鎖脂肪酸）に比べて消化吸収が非常に早いという特徴がありますが、この「消化吸収が早い」という特徴がMCTオイルで下痢や腹痛が起こる原因となっています。

腸内で素早く消化吸収されることで、小腸内の浸透圧が高まります。

すると、体内の水分が腸粘膜を通って腸管の中に移動し、腸内の水分量が通常よりも多くなるため下痢や腹痛を引き起こしやすくなってしまうのです。

下痢にならないMCTオイルの「正しい飲み方」

以下2つのコツを抑えればお腹が痛くならずにMCTオイルを摂ることができます。

• 初めて使う人は少しずつ増やす
• 食べ物や飲み物に混ぜる

それでは詳しく解説です。

初めての方は小さじ1杯程度からスタート

初めてMCTオイルを摂る方は、少なめから徐々に量を増やしましょう。
小さじ1杯（5g）くらいから始めるのがおすすめです。
お腹が弱い方はその半分くらいから始めると良いでしょう。

食べ物に混ぜる

食べ物に混ぜる場合はヨーグルトがおすすめ。
乳製品は、水分の中に脂質成分が乳化作用によって既に混ざり合っている状態の食品なので、脂質成分と相性が良いです。ヨーグルトや牛乳などにMCTオイルを入れ、しっかりと混ぜ合わせてみてください。　ケトジェニックを実施する人ならマヨネーズに混ぜるのもオススメです。

下痢や腹痛を抑えるサプリ「レシチン」も効果的

レシチンは大豆由来の栄養素で、水溶性の栄養素と脂溶性の栄養素を混ぜ合わせる働きがあります。

MCTオイルを飲む前にひと粒摂取でMCTオイルによる胃腸への刺激を軽減。

サプリに抵抗がない方はお試しあれ！

中鎖脂肪酸のダイエット効果

MCTオイルは、ヤシ科植物（ココナッツやパーム）の果実にある種子から、中鎖脂肪酸という天然の成分だけを取り出したオイルです。

中鎖脂肪酸には、体内で素早く吸収・分解される、脂肪として体内に蓄積されにくい、エネルギーになりやすいという特徴があるため、ダイエットの心強い味方として注目されています。

中鎖脂肪酸がダイエットに良い理由とは？

中鎖脂肪酸はダイエットにも効果的ということで注目を集めていますが、具体的にどのようにダイエットに良いのでしょうか？
詳しくご紹介します。エネルギーとして燃焼されやすく、体脂肪に溜まりにくい
中鎖脂肪酸は、一般的な油（長鎖脂肪酸）と比較して分子構造が短く、消化吸収のスピードが早いので体脂肪として蓄積されにくいという特徴があります。

長鎖脂肪酸は、リンパ管や血管を経由して肝臓に蓄えられ、必要に応じてエネルギーに変換されます。
一方で中鎖脂肪酸は小腸で吸収された後に、門脈を通じて直接肝臓でエネルギーに変換されます。

このように、中鎖脂肪酸は消化吸収経路がコンパクトなので、一般的な食用油に比べエネルギーとして燃焼しやすいのです。

MCTオイルはケトジェニックダイエットと相性抜群

糖質の摂取を制限し、卵や魚、肉といった十分なタンパク質を摂取しながら、良質な脂質を多く含む食品を摂るダイエット方法をケトジェニック・ダイエットといいます。
体内のエネルギー回路を「糖質」から「ケトン体」に切り替え、体内の脂肪を燃焼させることを目的としているため、エネルギーに変換されやすい中鎖脂肪酸との相性は抜群です。

まとめ

飲む量によっては腹痛・下痢を引き起こすこともあるMCTオイルですが、

• 少量から飲みはじめる
• 食べ物に混ぜるヨーグルトがオススメ

この二つがポイントです！

少々扱いが難しいMCTオイルですが、うまく活用できればダイエットを加速させる最高のアイテムです。