筋肉痛の正体は!?悪化する原因と対処法を紹介!
運動した翌朝、ベッドから起き上がった瞬間「うっ…!太ももが…」なんて経験、ありますよね?
階段を下りるのもキツい、椅子から立ち上がるたびに「イテテ…」。
そう、それが“筋肉痛”。
トレーニングを頑張った証とも言える筋肉痛ですが、なぜ痛くなるのか? どうすれば早く回復するのか?
今回は、**筋肉痛の原因や仕組み(メカニズム)**から、悪化させないためのポイント、正しい対処法、そして予防法まで、まるっとわかりやすく解説します!
筋トレ初心者さんも、運動好きな方も、ぜひチェックしてくださいね。
筋肉痛ってどんなもの?
筋肉痛には大きく分けて2種類あるって知ってましたか?
-
即発性筋肉痛:運動直後に感じる筋肉のハリや痛み。
-
遅発性筋肉痛(DOMS):運動した数時間〜翌日以降に発現する痛み。こちらが一般的な筋肉痛!
以下では、一般的に「筋肉痛」と認識されている遅発性筋肉痛について解説していきます!
筋肉痛の原因とメカニズム
痛みの原因は「筋繊維の微細な損傷」
運動によって筋肉が使われると、筋繊維の一部が細かく傷つきます。特に、筋肉が引き伸ばされながら力を出す動き(エキセントリック収縮)で損傷が起きやすいんです。
たとえば…
-
スクワットでしゃがむ動き
-
下り坂を走る
-
ダンベルをゆっくり下ろす動作
こうした動きでは、筋肉がブレーキをかけるような働きをします。この時に筋繊維に負荷がかかり、小さな損傷ができるんですね。
そして、傷ついた筋繊維を修復しようとする過程で、体は炎症反応を起こします。
この炎症が、発痛物質(ブラジキニン、ヒスタミンなど)を出すことで、痛みや違和感を引き起こしているのです。
筋肉痛は「良いトレーニングが出来たかの指標」でもある
この修復プロセスこそが、筋肉が“強く・太く”なる大事なプロセス。
つまり、筋肉痛は「筋肉が成長する準備をしている」というポジティブな反応でもあります。
ただし、やり過ぎや無理なトレーニングは別。痛みが強すぎたり長引く場合は、逆に体が悲鳴をあげているサインかもしれません。
筋肉痛が悪化する原因とは?
「最初はちょっと痛いな〜くらいだったのに、どんどん痛くなってきた…」
そんな経験がある人もいるのでは?
実は、筋肉痛が悪化するのにはちゃんとした原因があります。
原因①:筋肉痛なのに同じ部位を再トレーニング
筋繊維がまだ修復中なのに、さらに上から負荷をかけるのは良いアイデアとは言えません!
筋肉がちゃんと回復する前にまた壊してしまうと、治りが遅くなるどころか、炎症が広がってしまうこともあります。
原因②:睡眠不足と栄養不足
筋肉の回復にとって、睡眠と栄養はめちゃくちゃ大事!
筋肉は、主に寝ている間に修復されるので、夜更かしや浅い睡眠は筋肉の敵。
さらに、修復に必要なタンパク質やビタミン類が不足していると、痛みが長引いたり、次回のトレーニングにも影響が出てしまいます。
原因③:体の冷えや血流の悪化
特に冬場は要注意!筋肉が冷えると血行が悪くなり、修復に必要な酸素や栄養素が届きづらくなります。
運動後にクーラーの効いた部屋でずっとゴロゴロしてると、回復が遅くなる可能性大です。トレーニングが休みの日は、湯船に浸かってみたり、軽い有酸素運動をするのも有効です!
辛い筋肉痛の対処法
では、筋肉痛になったらどうすればいいのか?
ただ「安静にしてる」だけじゃもったいない!以下の方法を試してみてください。
①軽い運動(アクティブレスト)
完全な安静より、軽い運動で血流を促すほうが回復が早いことがわかっています。
おすすめは、ウォーキングやヨガ、ストレッチなど。無理に筋トレはしなくてOK!
② お風呂や温熱ケアでじんわり温める
お風呂にゆっくり浸かって、筋肉を芯から温めるのも効果的。
お風呂のあとは、保湿ついでに軽くマッサージしたり、ホットパックで温めるのもおすすめです。
③ 栄養補給:タンパク質+ビタミン&ミネラル
筋肉の材料になるタンパク質(鶏むね肉・豆腐・納豆・卵など)は必須。
さらに、修復をサポートするビタミンB群・C、マグネシウムなども意識的に摂りましょう。プロテインを活用するのも◎。
④ しっかり寝る!質の良い睡眠が最強の回復法
筋肉の再生は、寝ている間に最も活発になります。
最低でも6〜7時間、できればノンレム睡眠がしっかりとれるような質の高い睡眠を心がけて!
辛い筋肉痛を予防するには?
筋肉痛そのものを完全に防ぐことは難しいですが、工夫次第では「できるだけ軽くする」ことは可能です!
①ウォーミングアップとクールダウンを丁寧に
ストレッチや軽い有酸素運動で筋肉を温めたり、運動後はクールダウンで筋肉をリラックスさせましょう。
②フォームと負荷を見直す
急に負荷を上げたり、間違ったフォームでやると筋肉や関節に余計な負担がかかります。
③休養日をしっかり作る
毎日同じ部位を追い込むのはNG!超回復には48〜72時間ほど必要と言われています。
まとめ
筋肉痛は、「良いトレーニングが出来た証拠」、「体が変わろうとしているサイン」でもあります。
ただし、放っておいたり、間違った対応をすると逆に回復を遅らせてしまうことも。
正しい知識をもって筋肉痛に向き合えば、より安全に・より効率的にトレーニングが続けられるようになります。
痛みとうまく付き合いながら、理想の体づくりを目指していきましょう!