「夜食=太る」は科学的に本当だった!?ダイエット成功のカギを握る”BMAL1”とは
皆様こんにちは!
「同じものを食べても、夜だと太りやすい気がする…」
「夜食は太ると聞いたことがある。。」
一度は、こういった経験や噂を見聞きしたことがあるのではないでしょうか??
実はそれ、気のせいではないんです!
その正体は、体内に存在する“時計遺伝子”のひとつ、BMAL1(ビーマルワン)。
このBMAL1は、食べたものを脂肪としてためこむスイッチのような役割を持っていて、時間帯によって体の「太りやすさ」が変化する原因になっているのです。
今回は、BMAL1とは何か?なぜそれがダイエットに関係あるのか?
そして、BMAL1の働きを味方にして「時間を味方にするダイエット法」をわかりやすく解説します!
そもそもBMAL1って何?
BMAL1(Brain and Muscle ARNT-Like 1)は、私たちの体内時計を司る「時計遺伝子」と言われるタンパク質です。
人間の体には約24時間周期の生体リズム(サーカディアンリズム)が備わっており、それをコントロールしているのがこの時計遺伝子群。BMAL1はその中でも特に中心的な役割を果たしており、次のような働きをしています。
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睡眠と覚醒のリズムを整える
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ホルモン分泌や代謝のタイミングを調整
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エネルギーの蓄積・消費を制御する
つまり、「体が今どういう状態か」を判断し、最適な動きを指示する司令塔のような存在なんですね。
BMAL1が脂肪を溜め込む仕組み
ここが本題です!
BMAL1は、脂肪を蓄える酵素(脂肪合成酵素)の生成を促すスイッチでもあります。
特に注目すべきは、BMAL1の分泌が時間帯によって変化するという点。
BMAL1の分泌量の1日サイクル
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朝〜午後:BMAL1の分泌が少ない → 脂肪をため込みにくい!
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夜(特に22時〜翌2時):BMAL1の分泌がピーク → 脂肪をため込みやすい!
つまり、「夜遅くに食べると太る」のは、BMAL1の分泌が増えて脂肪が体にストックされやすくなる時間帯だからなんです。
同じカロリー、食事でも、時間によって太りやすさが違う!
たとえば、同じカロリー・同じ内容の食事を、
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朝8時に食べた場合
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夜23時に食べた場合
では、夜の方が圧倒的に脂肪として蓄積されやすいということが、動物実験やヒトの研究でも報告されています。
だからといって「夜は何も食べちゃいけない!」ということではなく、**「食べる時間を意識するだけで、ダイエットの効率が変わる」**というのが大切なポイントなんです。
BMAL1を味方につけよう!
BMAL1の性質を踏まえると、ダイエットにおいては**「食べる内容」よりも「食べる時間」が重要**になる場面があります。
1. 朝〜昼にしっかり食べよう
朝〜昼はBMAL1の分泌が少なく、脂肪をためこみにくい時間帯。
この時間帯にしっかりエネルギーをとることで、代謝が活性化され、1日を通して脂肪燃焼しやすい体に。
2. 夜は「軽め・早め」の意識を
BMAL1が増えてくる夕方以降は、食事量を減らしつつ、できるだけ20時までに済ませるのが理想的です。
どうしても遅くなる場合は、以下を意識してみてください:
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炭水化物を減らし、たんぱく質+野菜中心に
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揚げ物・脂っこいものは避ける
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夜食は極力控える(ナッツやプロテインバーでも注意!)
3. 毎日同じリズムで過ごす
BMAL1は規則正しい生活リズムに合わせて分泌されます。
寝る時間や起きる時間がバラバラだと、BMAL1のリズムも乱れ、太りやすい体質に…。
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毎日同じ時間に起きる&寝る
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朝はしっかり光を浴びる(体内時計のリセット)
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夜はスマホやPCの光を控えめに(体内時計を乱さない)
このような習慣が、BMAL1のリズムを整え、自然と痩せやすい体内環境を作ってくれます。
まとめ:BMAL1を理解し、時間を考慮したダイエットを!
BMAL1は、ただの難しい遺伝子の名前ではなく、毎日のダイエットに大きく関わる“時間の鍵”です。
同じものを食べても、「いつ食べるか」によって脂肪のつき方が変わる。
そんな体の仕組みを知っておけば、無理な食事制限やストレスなく、賢く脂肪を減らすことができるかもしれません。
「今日からできるBMAL1ダイエット習慣」
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朝〜昼にしっかり、夜は軽めに
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夜は20時までに食事を済ませる
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規則正しい生活リズムでBMAL1の働きを整える
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「食べる時間」を意識するだけで、痩せ体質に!
時間栄養学の考え方は、最新のダイエット研究でも注目されています。
あなたも、BMAL1を味方にして、無理なくスマートなダイエットを始めてみませんか?
最後までご視聴ありがとうございました!